甘くて意地悪な後輩クンの誘惑
第1夜 終わりと始まり
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恋愛とは突然始まるもの。

そして―――…

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「ただいまー…」

今日も何とか残業を終え、
疲れ切った重い身体を引きずりながらも家に着いた。

自宅の扉を開け、
履いていたパンプスを脱ごうとしたその時。

目に入ってきたのは、
自分の靴ではないことが一瞬で分かる
真っ赤なハイヒール。

「…ははっ」

思わず笑ってしまった。

この先で何を見ることになるのか
予想がついるからか私は冷静だった。
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