甘くて意地悪な後輩クンの誘惑
それから先のことはよく覚えていない。
ただ、
「り、莉子……っ!」
荷物を持って家を出ていく私を、
泣きそうなりながら呼び止める和貴の声だけは
今でも耳に残っている。
彼と過ごしてきた10年間は、
一体何の意味があったのだろうか…
ほんと馬鹿みたい。
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恋愛とは突然始まるもの。
そして―――…
突然終わりがくるもの。
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ただ、
「り、莉子……っ!」
荷物を持って家を出ていく私を、
泣きそうなりながら呼び止める和貴の声だけは
今でも耳に残っている。
彼と過ごしてきた10年間は、
一体何の意味があったのだろうか…
ほんと馬鹿みたい。
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恋愛とは突然始まるもの。
そして―――…
突然終わりがくるもの。
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