甘くて意地悪な後輩クンの誘惑
「いった……っ」

目を覚ますと、二日酔い特有の頭痛。
私はどうやら昨晩呑みすぎてしまったらしい。

しかも嫌な夢を見たせいで気分も最悪。


和貴と別れてもう1ヵ月が経とうとしている。

にも関わらず、
まだ彼のことを忘れられないのだろうか。


浮気現場を目の当たりにしたあの光景を
毎晩と言っていいほど夢に見る。

「はぁー……」

溜息をつきながら、身体を起こす。
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