甘くて意地悪な後輩クンの誘惑
血の気が引いていくのが分かった。
私は服を着ておらず、上下ともに下着姿。


ま、まさか………



きっと気のせいではない。
自分の隣に人らしき温もりを感じる。

恐る恐るそこへ目を向ける。


長い睫毛に透き通るような白い肌。
茶色がかった柔らかそうな髪。

中性的な顔立ちに誰もが見惚れてしまう。


そう、私は彼を知っている。
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