【完】白坂くんの溺愛は危ないことだらけ


先生達の見回りが来るかもしれないのに。



「ちょちょ……待ってよ! てか、鷹村くんは!?」


「なに、お前は雅に会いたいのかよ」


「………ち、違ーーーう!!」



そうじゃない!と、大パニックを起こして私は叫んだ。

女子が男子の部屋にいるなんてマズいよ!

それに、鷹村くんはいつ戻ってくるのかもわからないのに……!



「そんなことより、俺の機嫌とってよ」

「……っ、」


あれ……。

白坂くんが、黒坂くんになってる気がするんだけど。



「お前、危機感ってやつをもっと身につけろよ」



それに気づいたと同時、もう遅かったのだ。



「これで三回目だよ?」


「三回目………って………わわっ!?」



白坂くんがイタズラっぽく笑って、私をシングルベットに押し倒した。


いや、なにこれ……?

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