【完】白坂くんの溺愛は危ないことだらけ


もしかして、あの夜のことと何か関係があるんじゃないかって思ってしまう。


だって、暴走族だよ……?

絶対ヤバいって。


そういう人達の幹部ってなんなのかよくわからないけど、暴走族って聞いたからヒヤヒヤしちゃうし心配するよ。



「……やば。普通に嬉しい」

「えっ? 何?」


周りががやがやうるさくて聞き取れなかったので、もう一回……と言おうとしたら。



「昨日は喧嘩もしてないし、そいつらに絡まれてたわけでもないよって言ったの」



……昨 日 は。

ニッコリ爽やかな笑顔を向けられた。

その笑顔が逆に怪しいって!



「そ、そっか! 知り合いってわけでもないみたいだし、よかったよ」


「───まぁ、今後は色々気をつける」


「う、うん!」


これ以上、追求するのはやめておいた方が身のためかも。

< 25 / 367 >

この作品をシェア

pagetop