ねえ、知ってる?【下】



「ね、俺もやっぱベッドで寝たいからそっち入れて」


「え!? えっ、待って、じゃあ私下いく・・・!」


「良いから」


 そう言って大和くんは私の横にスッと入って来た。

 
 あまりに距離が近くて声が出なくなる。


 大和くんの吐息を耳元に感じてゾクゾクした。


 ど、どうしよう・・・・・・。


「苗、俺いるから」


 恥ずかしくて顔を壁に向けていると、大和くんに手を繋がれた。


「えっ・・・・・・」


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