ねえ、知ってる?【下】
後ろを向いているから大和くんが今どんな顔をしているのか見えない。
大和くんの顔が自分の顔のすぐ横にあった。
近くて恥ずかしい・・・。
大和くんの心音をかすかに背中に感じる。
それを感じて余計に自分の心臓も速くなる気がした。
恥ずかしさで動けないままでいると、一分くらいして大和くんが手を離してくれた。
「寝よっか。俺ほんとに下で寝るから、苗はベッドで寝て」
「寝るけど・・・・・・・・・」
「なに? そんなに不満?」
「だって、申し訳ないから・・・・・・」
「それで納得してくれないなら俺、我慢せずエロいことするけど」
「わかったわかったわかった!!!」