ミルクティー色のキミ。
真理は何か思い出したかのように、あっ!と大きな声をあげて焼き鳥を落としそうになる。
「おっつ、びっくりした…。」
「ねえ!あの″作戦″うまくいったの?」
「あー…、真理が提案してくれたお陰で効果ありまくりだった」
「やっぱりねー。男って単純よね」
あの作戦とは。
彼の前に出した《パンティー》の事。
実は夏実ちゃんのではなく、あたしのもの。
普段履くことのない可愛らしいパンツだから彼も気づかなかったのだろう。まあ、これからも一生履かないだろうけどこんなパンティー。なんで買ったのかすら忘れたわ。
「男って本当馬鹿な生き物」
彼の反応を思い出したら笑えてくる。今頃愛しの夏美ちゃんに電話かけてるのかなー、ほんとアホらしい。