ミルクティー色のキミ。
図星か、と馬鹿にしたように笑うと続けて。
「それに、料理もできなければなに一つ取り柄もないしな」
黙って聞いてりゃ、言いたい放題。
あたしの中で怒りがふつふつと湧き上がってその怒りは足元へ行き、右足で賢人の左足を思いっきり踏んだ。
「いって!何すんだよバカ!」
「そこに足があると思わなかった〜〜ごめんね〜〜てへ」」
これ以上喋るなと睨みを利かし、お姉さんが持ってきたビールを口にして気持ちを落ち着かせる。