医者嫌いの彼女
「次、何か飲む?」

亜妃「あの…ジンジャエールを」

俺が聞くとソフトドリンクを頼んできた。

「え、もう酔った⁇」

俺が聞くと、少し言いにくそうな亜妃。

亜妃「いえ、すみません…実は今日、
あまりお金を持ち合わせてなくて…」

あー、なるほど。学生だしな、そりゃそうだ。

「ははっ、そんな事。気にすんな。
ここは俺らが持つから」

亜妃「でも…」

それでも断ろうとするため言ってやる。

「こういう時は、ありがとうって
素直に甘えるもんだろ?」
少しだけ顔を赤らめ、困ったように微笑んだ後、
小さな声でつぶやく。

亜妃「…ありがとうございます。」

その言葉を聞いてメニューを渡す。
和弥「じゃ、何にする?ほら」
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