医者嫌いの彼女
「それより、さっき咳してたけど…」
亜妃「えっ!あぁ、大丈夫です。
風邪が少し長引いているのと、
タバコの煙で咽せてしまっただけなので。」
…本気でそう思ってんのかな。
「でも病院には行った方が良い。
咳が長引くのは…」
そこまで言いかけて、自分がフリーターだった
ことを思い出して話を止める。
亜妃「…なんですか?」
「いや、何でもない」
今更医者だと言った所で、だしな。
するとあっさりと引いてまた酒を飲む亜妃。
こいつはこいつで、なかなか不思議なやつだ。
大概の女は「何ですかぁ?」と
言い寄ってくるんだがな…。
人に対する興味が全くなさそうな表情。
俺たちに対してもそうだが、
女友達に対しても割とドライな対応。
…なんとなく気になる。
ジャズを聞いていた2人が戻って来て、
それなりにいい時間にもなっていたので
解散する事にする。
亜妃たち2人と別れて正隆と飲み直す。
正隆「どう?気になる亜妃ちゃんと
2人にしてやったけど…」
ずいぶん楽しそうにしてるじゃねぇか。
「別に。…気になるのはあいつの咳だけだ」
正隆「…病院行くように行ったのか?」
「一応な。」
正隆「まだフリーターのままなんだろ?」
「あぁ。わざわざ医者だという必要もないしな。」
医者が嫌いだという奴に医者だと
名乗っても仕方ない。
どうにかしてあいつを病院に連れて行く。
それだけを考えていた。
亜妃「えっ!あぁ、大丈夫です。
風邪が少し長引いているのと、
タバコの煙で咽せてしまっただけなので。」
…本気でそう思ってんのかな。
「でも病院には行った方が良い。
咳が長引くのは…」
そこまで言いかけて、自分がフリーターだった
ことを思い出して話を止める。
亜妃「…なんですか?」
「いや、何でもない」
今更医者だと言った所で、だしな。
するとあっさりと引いてまた酒を飲む亜妃。
こいつはこいつで、なかなか不思議なやつだ。
大概の女は「何ですかぁ?」と
言い寄ってくるんだがな…。
人に対する興味が全くなさそうな表情。
俺たちに対してもそうだが、
女友達に対しても割とドライな対応。
…なんとなく気になる。
ジャズを聞いていた2人が戻って来て、
それなりにいい時間にもなっていたので
解散する事にする。
亜妃たち2人と別れて正隆と飲み直す。
正隆「どう?気になる亜妃ちゃんと
2人にしてやったけど…」
ずいぶん楽しそうにしてるじゃねぇか。
「別に。…気になるのはあいつの咳だけだ」
正隆「…病院行くように行ったのか?」
「一応な。」
正隆「まだフリーターのままなんだろ?」
「あぁ。わざわざ医者だという必要もないしな。」
医者が嫌いだという奴に医者だと
名乗っても仕方ない。
どうにかしてあいつを病院に連れて行く。
それだけを考えていた。