医者嫌いの彼女
それよりも、バイトってアレだろ?
俺という彼氏がいながら、する必要あるか?

「なぁ、この機会だから言うけど。
バイトさ、今の仕事じゃないとダメ?」

亜妃「…どういう事?」

「いや。結局は酒飲みの相手だろ?
キャバクラじゃないにしても…俺も一応男だし、
彼女があんなミニスカート履いてそういう
仕事ってのは…」

亜妃「あー、うん。そうだよね…」

「俺んち住むようになれば家賃浮くだろ?
できればもう少し時間も早い、
普通のバイトとかに変えない?」

自分でも凄いこと言ってるな…と思うが、
こいつの体調の事も考えると、夜遅い仕事は
やっぱりダメだ。

亜妃「そだね…探してみる。」

もう少し渋るかと思ったが、亜妃もあっさり
了承してくれる。

「あぁ。そしたら契約は更新せずに
荷物はうちに持ってこよう。それで良い?」

亜妃「うん。」

「別に無理にバイトしなくてもいいから。」

別に亜妃が働かなくても養う位の稼ぎはある。
医者なんて、金もらっても使う暇がないんだから。
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