医者嫌いの彼女
ー日曜日ー

亜妃と朝ごはんを食べる。
考えてみれば、2人でこうしてご飯を食べるのも
久しぶりな気がする。


亜妃「…久しぶりだね。こうやってご飯食べるの。」

亜妃も、同じ事を思ったらしい。

「そうだな。最近忙しくて…家の事も
亜妃にばっかりさせてごめんな。」

亜妃「ううん。これくらいしか出来ないから…」

「充分だよ」

本当に申し訳ないが…多分今日で決着がつくはず。

「そういえば…今日はバイトだっけ?」

亜妃「うん。10時からだから、もう少ししたら出るね」

もう少し時間があれば、今までの事と今日の事
きちんと説明したかったが、中途半端に
言っても混乱させるだけ、そう思って
説明するのはやめる。

「…そっか。俺今日ちょっと人に会う約束があって、
多分晩飯食ってくる。出来るだけ早く帰る予定だけど、
待たずに寝てていいからな。
バイト、気をつけて行ってこいよ。」

亜妃「う、うん。わかった。」

亜妃をバイトに送り出し、昼過ぎから院長宅へ向かう。
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