医者嫌いの彼女
翌朝

亜妃「和弥さーん。朝だけど…」

亜妃の声で目が覚める。
…やばい、熱がある。久しぶりの感覚に
フラフラしながら起き上がるが、
触れた亜妃の手が異常に冷たく感じる。

亜妃「和弥さん…大丈夫?すごい熱。
今日はもうお仕事休んだら…?」

亜妃にまでこう言われる始末。
まぁ、この身体じゃ仕事もできそうにないしな。

「…あぁ、そうする。」

そう言って病院に休みの連絡を入れる。
電話を切ってしばらくするとまた亜妃がやってくる。

亜妃「和弥さん、大丈夫…⁇」

「あぁ。ちょっと疲れが溜まっただけだ。
心配ない」

心配そうに声をかけてくる亜妃を安心させるため
そう言うが、亜妃の心配は止まらないらしい。

亜妃「うん…なんかいる?」

「…水もってきてくれる?」

とりあえず水分取っときゃどうにかなる。

亜妃「他には…?」

「大丈夫、もうちょい寝る」

そう言うと、部屋を出て行った。
俺はもう一度寝直す。
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