医者嫌いの彼女
亜妃の作ってくれた卵粥を食べ、ぼーっとする。
久しぶりにこんな風に過ごすな。
体調悪い時に自分で料理もしないから
誰かにこうやって面倒見てもらうのも悪くない。

そう思いながら過ごしていると夕方になり、
亜妃はバイトに出かけた。

…俺も少し仕事すっかな。
パソコンで資料作成をしていると電話がなる。

京介[お。繋がった!仕事終わった?]

「えっ…あーっと…」

京介[今からちょっと院内のカフェ来れるか?]

「…いや、実は俺今日仕事休んでて…家に居るわ。」
 
京介[そうなん?じゃ今からお前んち行くわ]

そう言って電話が切れる。
しばらくして家に来たのは京介と慶太。

京介「今亜妃ちゃんに会って来たぞ」

「…あっそ。」

京介「あっそって…そんだけ?冷たい彼氏。」

…あ、知ってるわけね。
慶太と来たんだからそれもそうか。と
一人で納得する。
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