医者嫌いの彼女
「今度の学会の日、バイト休みだったよね?」

亜妃「うん。花凛たちと買い物行こうと思って…
どうかしたの?」

亜妃「いや。だよな…大丈夫…」

予定があるなら、それで断っても文句は
言えないはずだ。

亜妃「…なんかあるなら言ってよ?」

少し迷ったが、一応情報だけでも伝えた方が
良いかと思い、伝える。

「京介から電話でさ。その日、来賓の
案内役頼めないかって…話なんだけど…」

亜妃「…何すればいいの?」

「詳しいことは俺も知らないんだけど…
でも予定あるもんな、やっぱ断ろう」

そう言って断ろうと思っていると、
…さすが勘のいい亜妃。

亜妃「待って、でもこんな時期に私に話が来るって…
何かあったんじゃないの?」

「お前…察しがいいというか、鋭いな。
…実は、お願いしてた人が来れなくなったらしくて…」

亜妃「そっか…行った方が良い?」

「…予定あるんだろ?」

亜妃「買い物はまた行けるから…。
でも!私、何も出来ないよ。
その、何すればいいかによるけど…
手伝える事なら手伝うよ?」

そう言われて、亜妃にお願いする事にした。
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