医者嫌いの彼女
昼休憩

発表者とスタッフには弁当が配られる。
同期何人かと弁当を食べ、雑談をする。

亜妃はもう食べただろうか。
1人だから、気まずくなってはいないか…

心配になり様子を見にいくが、スタッフルームには
居ないみたいだ。

何気なく、外をみると疲れた様子の亜妃を見つけ、
追いかける。

「昼飯食ったのか?」

亜妃「あ、うん。食べた」

「疲れてないか?」

亜妃「ちょっと歩き回って疲れたけど、
大丈夫だよ。」

確かに疲れて見える。
喘息があるから心配だ…

まぁ、午後は余程な事がない限り、
来賓の出入りも少ないだろうから、
午前中ほど忙しくはないと思うが…

「大丈夫か?走ったりすると喘息
出やすくなるから、絶対走るなよ。」

釘だけはさしておく。

亜妃「あ…うん。気をつけるね。」

そう言ったのを確認して会場内に戻る。
< 169 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop