医者嫌いの彼女
ー数週間後ー
亜妃を連れて、予約していたレストランへと向かう。
ホテルの最上階にあるそのレストランは
落ち着いていて、窓からの夜景も綺麗に見える。
2人でご飯を食べ、そろそろデザートを食べ終わる頃。
持っていた小さな箱を取り出し、亜妃に差し出す。
「亜妃、これ。」
箱を開け、中身を亜妃に見せる。
中身はもちろん指輪。
細い亜妃の指に合うよう、小さい石と
少し大きめのダイヤを3つあしらった細目の指輪。
しばらくそれを見つめる亜妃の目には涙が溜まる。
そんな亜妃の左手を取り、薬指にそれをはめてやる。
ポロポロ涙をこぼしながら指を見つめていたが、
その視線は俺へと移る。
涙を拭くことも忘れているのか、固まって
しまった亜妃に思わず笑みがこぼれる。
ポケットからハンカチを取り出し、涙を拭ってやる。
「これの意味わかるよな?」
頷く。
「俺の嫁になる覚悟あんの?」
亜妃「…ある。」
涙を溜めながらもまっすぐに俺をみる亜妃。
「俺の嫁になる以上、今まで以上に
自分の身体には気を配れ。無理は禁物。
発作を隠すなんてもってのほか。
何かおかしいと思う事はまず俺に言え?」
うなずく。
「約束できるか?」
亜妃「約束する。」
「うん、なら宜しい。改めて言う。
…亜妃、結婚しよう」
亜妃「はい、よろしくお願いします。」
end
亜妃を連れて、予約していたレストランへと向かう。
ホテルの最上階にあるそのレストランは
落ち着いていて、窓からの夜景も綺麗に見える。
2人でご飯を食べ、そろそろデザートを食べ終わる頃。
持っていた小さな箱を取り出し、亜妃に差し出す。
「亜妃、これ。」
箱を開け、中身を亜妃に見せる。
中身はもちろん指輪。
細い亜妃の指に合うよう、小さい石と
少し大きめのダイヤを3つあしらった細目の指輪。
しばらくそれを見つめる亜妃の目には涙が溜まる。
そんな亜妃の左手を取り、薬指にそれをはめてやる。
ポロポロ涙をこぼしながら指を見つめていたが、
その視線は俺へと移る。
涙を拭くことも忘れているのか、固まって
しまった亜妃に思わず笑みがこぼれる。
ポケットからハンカチを取り出し、涙を拭ってやる。
「これの意味わかるよな?」
頷く。
「俺の嫁になる覚悟あんの?」
亜妃「…ある。」
涙を溜めながらもまっすぐに俺をみる亜妃。
「俺の嫁になる以上、今まで以上に
自分の身体には気を配れ。無理は禁物。
発作を隠すなんてもってのほか。
何かおかしいと思う事はまず俺に言え?」
うなずく。
「約束できるか?」
亜妃「約束する。」
「うん、なら宜しい。改めて言う。
…亜妃、結婚しよう」
亜妃「はい、よろしくお願いします。」
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