医者嫌いの彼女
店に入ると女の子が3人いた。

…3人?人数が合わない。
って事は帰ってよくね?

そう思い京介をみるが無視された。

すると1人の女が立ち上がり、こっちに
話しかけてくる。

みさき「もしかして…ひろ先輩と約束してた方ですか?すみません、先輩達来られなくて…」

京介「あぁ、聞いてるよ。でも今日4人じゃなかった?」

「まだ来てないんです。もうくると思うんですけど…
私ちょっと迎え行って来ますね」

出て行った1人の女。
俺たち4人は席に座る。

すぐにさっきの女がもう1人女を連れて戻ってきた。

みさき「すみません、お待たせしました。
始めましょうか」

そう言って始まった飲み会…いや合コン。

京介「じゃ飲み物はみんなワインでいい?
1杯目だし、白にしようと思うけど?

そう言うと、最後に来た女の顔が変わる。

亜妃「あ、私はウーロン茶…
みさき『なんで!亜妃ワイン
好きじゃん!だからバルにしたんだよー!
ワイン、ワイン♪』

女がお茶を飲もうとするのを、
お酒に変えさせる友達。
困った顔をしながらも女はワインを
飲む事にしたらしい。

京介が自己紹介をし始める。
俺が何も言わないと、俺の紹介を始める。

京介「で!こいつが瀧和弥。和弥はー…」

「フリーター。」  

すると明らかに?という顔をする女たち。

まぁ、そりゃ29でフリーターって
言われれば多少引くわな。

…わかりやすい。
結局どの女も顔と金って事だ。
特にこれくらいの若い女は頭ん中お花畑だからな。

まぁ、それが分かってるからこの嘘を使うんだが。

そう思いながら酒を飲む。

女の自己紹介はほとんど聞いてない。
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