医者嫌いの彼女
気なることは山ほどあるが、とりあえず亜妃を
降ろし、帰路に着く。
コンビニでコーヒーを買おうとした時にふと思い出す。

…当たり前すぎて言い忘れたけど、
薬だけ飲むなんて事ないよな…?

そう思いはするが、念のためメッセージを送る。

"さっき言い忘れた。当たり前だけど、
薬飲む時は何か食べてから飲むこと。"

これでいいか。再び車に乗って帰宅する。

家に帰っても気になるのはあいつのこと。
本当に帰して大丈夫なんだろうか。
夜発作が起きたら?
熱が上がって動けなくなったら…

ただの患者なのになぜこんなに気になるのか…
自分でもよく分からない。
結局、余り眠れず朝を迎えた。
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