医者嫌いの彼女
「とりあえず、発作起きたし、しばらく様子を
見たい。しばらくここで安静にしてて。」

そういい、ベッドに寝せる。

「朝もゼリー1口だけだったし、
昨日もほとんどご飯食べてないんだろ⁇」

亜妃「…。」

何も言わないって事は図星だな。
わかりやすい。

「…点滴しとくか。」

全力で首を振られる。

「そんなに拒否んなよ。痛いのなんて一瞬だろ?」

とりあえず輸液を準備する。

「…手。」

と言いながらも、すでに左腕を掴んでいるが。

少し怯えた表情で見つめられる。
そんなに怯えなくても…。

「…すぐ終わるから。」

そう言って針を刺す。

亜妃「っ…痛い…」

「大袈裟。こんなの小学生でも黙って受けるから」

お前、何歳だよ…と言ってやりたくなる反応。

とりあえず点滴に時間もかかるし、
1日ここに居てもらおう。

「…俺の仕事が終わるまでここにいろ。
後で迎えにくる。」

滴下調整をして、業務に戻る。
時々様子を見に行くが、ぐっすり
眠っているようで安心する。
途中、点滴が終わって針を抜くが、
それでも起きる気配はない。
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