医者嫌いの彼女
亜妃「…あ、あの嫌でなければ…。」

まだおどおどした感じが抜けないな。

「普段朝はコーヒーだけだから、助かる」

亜妃「…じゃあ、すみません。キッチンお借りします」

そういうとキッチンで料理を始める亜妃。

その間に顔を洗ったり着替えたり準備をする。

しばらくすると亜妃が声をかけてくる。

亜妃「あ…あの。お待たせしました…出来ました。」

そこには昨日の残りとは思えないくらい
しっかりとした雑炊ができていた。

「おぉ、すげえ。お前、結構料理出来るのな。」

亜妃「…お口にあえばいいんですけど…」

「いただきます。」

そう言って食べ始める。

じっとこっちを見てる亜妃。
…見られてると食べにくいんだけど。

一口食べると、出汁が効いててうまい。

「うん、うまい。」

亜妃「良かったです♪」

フワッと笑う亜妃。
初めてちゃんと笑った顔見た。

…可愛いじゃん。
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