医者嫌いの彼女
亜妃「…すみません。ご迷惑をおかけして…」

俺の顔を見るなりまた謝る亜妃。
別に謝る事じゃないのに…

「いや。焦りはしたけど…うん、
とりあえず落ち着いたか。
でもまだ発作が起きやすい状態だ。
明日までここで様子を見る。いいな?」

亜妃「…はい。」

亜妃には申し訳ないがこうなった以上は
きちんと観察する必要がある。

「俺は帰るけど、慶太いるから。
なんかあれば慶太に言え。」

救急の医者でもないし、身内でもないから
俺がここにいるわけにはいかない。

頷いたのをみて慶太の所へ行く。

「まだちょっと怪しいな…。
俺帰るからあと頼む。」

慶太「あぁ。なんかあれば連絡するから安心しろ。」

そう言われて家に帰る。
ソファに座り病院での亜妃の反応を思い出す。

…びっくりした。
まさかあそこまでの反応をするとは思わなかった。

そんなに病院がダメなのか?
あんな反応普通じゃない。
過去に何かあるのか?

…明日聞いてみるしかないか。
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