医者嫌いの彼女
またこの諦めたような話し方。
…ふざけんなよ。
「…1人では帰さない。慶太、悪いんだけど
少し2人で話させてくれるか?」
慶太「あぁ…」
慶太が出て行き、2人になる。
軽く深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから
話しかける。
「…今の素直な気持ち教えてくれ。
入院はしてもいいと思ってる?」
亜妃「できれば…したくない。怖い…です」
そこはそうなんだろう。
「じゃ、俺ん家にくるのは、それも嫌?」
亜妃「…嫌…じゃ、ない…です…けど、
迷惑になるのが嫌。」
「俺は迷惑とは思ってない。
だからこないだ家に連れてったんだ。」
亜妃「……」
何も言わない亜妃。何か考えているのか…
「…何がそんなに引っかかってる?」
亜妃「…わかりません。自分でもどうしたいのか、
どうしていいのか…」
変に頭でごちゃごちゃ考えているんだろうな…
でも、俺ん家来るのが嫌じゃないなら、
連れて帰ってOKだな。
「じゃ、やっぱり俺ん家に来い。これは命令。
…と言っても、悪いけどもう一泊な。
部屋は呼吸器の方でとるから。
少しは静かになって寝れると思う。」
やっぱもう一泊病院で様子を見たいと思い、
当直を口実に病院に泊まらせることにする。
「部屋の手配してくるな」
そう言い残して、病棟に戻る。
…ふざけんなよ。
「…1人では帰さない。慶太、悪いんだけど
少し2人で話させてくれるか?」
慶太「あぁ…」
慶太が出て行き、2人になる。
軽く深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから
話しかける。
「…今の素直な気持ち教えてくれ。
入院はしてもいいと思ってる?」
亜妃「できれば…したくない。怖い…です」
そこはそうなんだろう。
「じゃ、俺ん家にくるのは、それも嫌?」
亜妃「…嫌…じゃ、ない…です…けど、
迷惑になるのが嫌。」
「俺は迷惑とは思ってない。
だからこないだ家に連れてったんだ。」
亜妃「……」
何も言わない亜妃。何か考えているのか…
「…何がそんなに引っかかってる?」
亜妃「…わかりません。自分でもどうしたいのか、
どうしていいのか…」
変に頭でごちゃごちゃ考えているんだろうな…
でも、俺ん家来るのが嫌じゃないなら、
連れて帰ってOKだな。
「じゃ、やっぱり俺ん家に来い。これは命令。
…と言っても、悪いけどもう一泊な。
部屋は呼吸器の方でとるから。
少しは静かになって寝れると思う。」
やっぱもう一泊病院で様子を見たいと思い、
当直を口実に病院に泊まらせることにする。
「部屋の手配してくるな」
そう言い残して、病棟に戻る。