医者嫌いの彼女
病棟に戻り、看護師長に個室を1室使いたい事を伝える。
幸い空きはあったので、すぐに準備してくれる
との事だった。
そこに常田先生がやってくる。

常田「春川さんか?」

「はい。一泊だけ様子を見ようと思います。」

常田「1泊だけか?」

「昨日、救急でパニック起こしたんです。
その後、眠れなかったらしく眠剤使ってやっと…
て感じで、やっぱ入院は負担になりそうなんで…。」

常田「パニック?なんか引き金になるような
事があるのか?」

「いえ。詳しくは分かりませんが、本人曰く、
昔から病院に行くと嘔吐とかもしてたらしくて。」

常田「それは…ちょっと難しいかもな」

「そうなんですよね。でもまぁ、今後の事も
考えると、病院の雰囲気とかには慣れてって
貰わないといけないので、
今日1泊はここで様子を見ようと思います。
今日自分、当直なんで…。」

常田「…そうだな。」

何とか常田先生にも話を済ませ、入院準備が
整った所で救急に連絡し、転棟をお願いする。
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