医者嫌いの彼女
「…やっと顔上げた。」

涙の跡が顔に残っている。

「…あんまり泣くとまた喘息出るぞ」

そう言って亜妃の頬を軽く引っ張ってやる。

亜妃「うぅー…いひゃいー」

…そんな強くは引っ張ってないっての。

「…おもしれー顔」

手を放す。

亜妃「…んー‼︎いたっ‼︎ひどい…」

頬をさすりながら言ってくる。
…だから、そんな強くしてないだろ。

まぁ、泣きやんだからよしとするか。

「よし、泣き終わったらとりあえずご飯食べな。」

そう言って亜妃にご飯を食べさせる。

…俺、そろそろ寝たい。
普段なら当直明けでもこの時間はもう
寝れている時間帯。

そろそろ睡魔の限界。亜妃には申し訳ないが、
ご飯を済ませて寝ることにする。
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