医者嫌いの彼女
亜妃「んー‼︎凄く美味しいです‼︎
こんな美味しいお寿司初めて食べました。」

意外と表情豊かだよな、こいつ。
初めて会った時より確実に良い表情を
するようになっている。

「フフ…ならよかったよ。」

そして意外とよく食べる。
体調悪い時ばかりを見てるからか…
全然食べないのかと思ったが、
そうでもないらしい。

ご飯を食べ終わり車で亜妃を送る。
送っている途中、ずっと考えていた。

家の下に着くと、車から降りようとする亜妃。

亜妃「今日はご馳走様でした。
本当に美味しかったです。」

「どういたしまして。…あのさ。」

亜妃「…はい。」

「…俺と付き合ってくんない?」

気付いたら、そんな事を口走っていた。
自分でも何を言っているのかと驚くが。

慶太に言われた事も、常田先生に言われた事も
多分こうしろって事なんだと思う。

こいつを救う為に。
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