エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
俺は仰向けの彼女に覆いかぶさり、まずは眼鏡に手を伸ばしてはずす。
「つけたまま……というのも悪くない気もするが、壊れたら困るしな」
そう呟きながら眼鏡を畳んでサイドテーブルに置くと、改めて和香菜を見下ろした。
彼女は無意識だろうが、熱っぽく潤んだ瞳がとても魅惑的で、俺は誘われたように顔を近づけ、そっと口づけを落とす。
緊張で身を固くしていた和香菜が、ふっと体の力を抜くのがわかった。
同時に緩んだ唇の隙間から舌を差し入れ、彼女の口内をまさぐる。唾液を交換して啜り合い、歯列の隅々まで、丹念に愛撫した。
上顎を舌で擦ってやると、和香菜が微妙に息を詰め、ぴくんと震える。
ふうん、ココが好き……か。
そこばかりを執拗に攻めていたら、和香菜はもがくような声で喘ぎ、強い力で俺の腕を掴んだ。
「……酸欠か?」
一旦キスから解放してやると、苦しげに眉根を寄せた和香菜が、途切れ途切れに声を発する。
「ちが……わたし、キスだけで、なんか……」