エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる

 頬だけでなく、顔中真っ赤にして戸惑った顔をする和香菜。言葉の先はなんとなく読めたが、俺はあえて意地悪く問いかける。

「キスだけでどうした?」
「い、言えません……! 黙秘!」
「またそれか。……ま、体の方に聞くから別にいいけどな」

 追い詰められた小鹿のような彼女の濡れた瞳をじっと見ながら、パジャマのボタンをひとつずつ外していく。

 徐々に露わになっていくのは、和香菜の美しくきめ細やかな白い肌、女性らしい曲線。それらをじっくり味わうように、観察し、撫で、時には舌で味わった。

 和香菜は鼻にかかった甘い声を漏らしながら、俺の愛撫に身を捩る。
 
 やがて彼女の中心がじっくり蕩けたのを確認した俺は、ズボンとボクサーパンツを一気に下ろした。

 和香菜の目が俺の下半身をとらえ、大きく見開かれる。俺はその反応に苦笑しながら、用意していた避妊具を着けた。

「嘘……津雲さん、そんなの……無理……」
「無理じゃない。一度は入っているんだ。こうして……」
「あ……」

 ゆっくり腰を進め、深くつながったところで、無性に彼女にキスがしたくなり、顔を近づける。

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