エリート検事はウブな彼女に激しい独占愛を滾らせる
色っぽい低音ボイスで少々サディスティックに命令されると、体の奥が疼いた。津雲さんの手が一枚一枚服を剥いでいき、私の素肌に触れる。
生き物のように動く舌は執拗に私を責め、なのにもうダメと思えば意地悪く焦らされて、おかしくなりそうだった。
やばい、酔っているせいかな。元々、男の人とのこういう行為は得意でない方なのに、今日の私、なんだかすごく……。
「津雲さん、これ以上は……だめ」
行為自体は初めてではないが、未知の快楽を受け入れる勇気がなくて、思わず彼の胸を押し返す。
「……そんな生ぬるい抵抗で俺が止まるとでも?」
「や、だって……私、ひさしぶりで……っ」
「浅見」
耳元で、諭すように名前を呼ばれる。それだけで達してしまいそうなほど、男性的な艶っぽい声。
「今さら拒否しても無駄だ。……知ってるだろ? 俺がしつこい男だってことは」
「知ってます、けど……」
「じゃあ観念しろ。もうとっくに、俺を受け入れる準備は整っているんだろう?」