𝒄𝒉𝒐𝒄𝒐𝒍𝒂𝒕𝒆. I
「ほら皆も食おうぜー、これとか超うめーよ」



と、ひゅうがは同級生の口に私がやられたのと同じようにたこ焼きを突っ込む。



「ぎゃああああああ!これオレの嫌いな梅干しぃぃぃぃ!」



「ぎゃっはっは!」



ひゅうがは割と人気者だ。




まあ顔が整っているし、無理もないだろう。



すると、不意にひゅうがと目があった。



ドキッと胸が鳴る。



“ばーか”



と口パクで言われた。



「ふんっ!」



私は膨れっ面をして目を逸らした。



何が“ばーか”だ。

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