𝒄𝒉𝒐𝒄𝒐𝒍𝒂𝒕𝒆. I
「ひなたちゃん、だっけ?春瀬日向ちゃんで合ってる?」



空さんが尋ねた。



「はい、そうです」



「じゃ近くに車停めてあるからそれに乗ってくれない?



あとひゅうが運ぶの手伝ってくれる?コイツ重いから」



「空さん…」



崎田が睨んでる。



「はい。分かりました!」



私は崎田の肩に腕を回した。崎田のもう片方の肩は空さんが支えている。




車は大きなバンだった。空さん、崎田、私の順で車に乗り込むと、車は急発進した。



「もしかして空さんは、暴走族とかに入っているんですか?」



と、私は気になっていたことを聞いた。



「うーん…どうなのかな。どちらとも言えないかな」
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