𝒄𝒉𝒐𝒄𝒐𝒍𝒂𝒕𝒆. I
何で別れたのかは未だに分からない。



一回聞こうとはしたけど、どうやら凛はこの話題には触れてほしくないらしい。



だから私も聞かないことにした。



「おーい、りんねー。クラス行こーぜー」



どこからか、真樹がやってきた。



「はいよー。じゃ、またね日向!」



凛は真樹に声をかけられて、行ってしまった。



この2人は本当に不思議だ。



今でも付き合っているみたいに仲良しなのに、実際には違う。



凛はどうやら付き合っていたことを気にしているようだが、真樹はそうでもないらしい。



「ーやめよ」



私は頭をふるふるとふり、そのことを頭から追い出した。
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