𝒄𝒉𝒐𝒄𝒐𝒍𝒂𝒕𝒆. I
「って…………なんで紗季と日向がここに!」



相当ビックリしたのだろう、紗雪さんは持っていたチョコを落としてしまった。



「さゆがいないから探しに来た。…で?



蓮のこと、好きなんでしょ。その反応だしね」



紗季がニヤリと笑う。紗雪さんは観念したらしく、



「…そうだよ。だから誕生日に告ろうと思って」



「えー、凄い!」



私は驚いた。




私は、いくら好きな人でもその人の誕生日に告白するなんてできない。
< 81 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop