アイドル絶対殺戮戦線
堂々の手が伸びてくる。


その手に握られているのは、赤穂さんを殺したあの拳銃だ。


――A組と同じ殺し方をしてもらえるとは、少しは敬意を払われていると思っていいのだろうか。


なんて。


私はこんなところで死ぬわけにはいかないんだ!!


「……先生」


私のまとう空気が変わったのを感じたのか、堂々がぴくりと眉を上げる。


「先生は第2幕が始まるとき、なんておっしゃいましたか?」
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