アイドル絶対殺戮戦線
「A組だから許される? 私が好きだから許される?


 馬鹿馬鹿しい。


 この世に何人のアイドル志望がいると思っているのですか。デビューしても売れることができず、ただ若さだけを消費して芸能界を去っていく人間が何人いると思っているのですか。


 努力すれば報われる。そんな理屈が通るなら、みんなアイドルになっていますよ。でも現実はそうではないでしょう?


 死体を踏み潰しその上に立ったただ数人だけが、この星ヶ峰を卒業し晴れてアイドルになることができるのです。


 それでは明日の第4幕、皆さんの元気な姿を見られることを楽しみにしています」


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