アイドル絶対殺戮戦線
しんとした校舎の中で、1人。
座学を受けた教室や、全面鏡張りのレッスン室の前を通り抜け、最上階の端に位置する学園長室にたどり着く。
不用意に電気をつけて見つかってはいけないから、校舎内は暗いまま、月明かりに照らされるばかりだ。
金に彩られた学園長室のドアノブを押すと、すんなりと扉は開いた。
おそるおそる室内に足を踏み入れる。
星ヶ峰の生徒であっても、学園長室に用があることはそうそうない。
私自身も、入るのは初めてだった。
真っ赤なビロードの高そうな椅子。立派な木から切り出されたであろう年季の入った机。
座学を受けた教室や、全面鏡張りのレッスン室の前を通り抜け、最上階の端に位置する学園長室にたどり着く。
不用意に電気をつけて見つかってはいけないから、校舎内は暗いまま、月明かりに照らされるばかりだ。
金に彩られた学園長室のドアノブを押すと、すんなりと扉は開いた。
おそるおそる室内に足を踏み入れる。
星ヶ峰の生徒であっても、学園長室に用があることはそうそうない。
私自身も、入るのは初めてだった。
真っ赤なビロードの高そうな椅子。立派な木から切り出されたであろう年季の入った机。