アイドル絶対殺戮戦線
堂々によると、葛西さんが連絡を取っていたのは生徒の中でも私1人らしい。


だから私からたどるしか、葛西さんの正体を暴く方法はないとのこと。


「どうですか?」


堂々はそう言いながら、私の額に銃口を押し当ててきた。


見せつけるように、引き金に指をかける。


質問の体を保っているけれど、こんなの実質強制じゃないか。


「……なります」


そう答えるしかなかった。


私に反抗の意思がないことを見てとると、堂々は満足げに拳銃を下ろす。
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