アイドル絶対殺戮戦線
不安げに俯くしかない私たちの様子に少し焦ったのか、堂々が「大丈夫!」とやけに上ずった声を出す。
「今回の卒業式のために星ヶ峰が選んだ会員様は、どの方も100万円くらいポンと払える超絶VIPな方ばかりです。
それにそもそも、100万円を1人の人に払っていただかなければならないというルールはありません。
1人1万円を100人集めれば良いのです。そのくらいできるレベルの教育を、星ヶ峰であなたたちは受けてきたはずです」
「加えて」と堂々は右手を掲げた。
その掌が指し示す先に現れたいくつかの液晶が、一斉に堂々の姿を映し出す。
「この液晶は、放送を見ておられる会員様のスマホやパソコンの画面だと思ってください。このように、1分間全ての会員様の画面をジャックする権利を、1人1回生徒全員に与えます。
放送をリアルタイムで見ておられる会員様の数は、数千はくだらないでしょう。1分間、どんなに無名の生徒でもその視線を独り占めできるわけです。
ぜひ活用してください」
「今回の卒業式のために星ヶ峰が選んだ会員様は、どの方も100万円くらいポンと払える超絶VIPな方ばかりです。
それにそもそも、100万円を1人の人に払っていただかなければならないというルールはありません。
1人1万円を100人集めれば良いのです。そのくらいできるレベルの教育を、星ヶ峰であなたたちは受けてきたはずです」
「加えて」と堂々は右手を掲げた。
その掌が指し示す先に現れたいくつかの液晶が、一斉に堂々の姿を映し出す。
「この液晶は、放送を見ておられる会員様のスマホやパソコンの画面だと思ってください。このように、1分間全ての会員様の画面をジャックする権利を、1人1回生徒全員に与えます。
放送をリアルタイムで見ておられる会員様の数は、数千はくだらないでしょう。1分間、どんなに無名の生徒でもその視線を独り占めできるわけです。
ぜひ活用してください」