アイドル絶対殺戮戦線
18年間生きてきて、実際に見たことはなかった。


ただドラマや映画で目にしたことは何度もあった。


人1人が抱えてようやく持てるほどの大きさ。暗闇に馴染む殺意の込められた銃口。


「機関銃だ……」


呆ける私の頭を、連続した破裂音が撃ち抜いた。


目で追えはしない銀色の弾道は、一直線に倒れた生徒のもとへと向かっていく。


「いやーーーーーーーーーーーーーーっ!」


血が。血で。血だ。


俯いたままの生徒の背中に命中し、鮮やかな赤が舞台上に撒き散らされる。


そのまま弾道は横にずれ、逃げ惑う生徒の頭を撃ち抜いた。
< 58 / 327 >

この作品をシェア

pagetop