アイドル絶対殺戮戦線
「この星ヶ峰を生徒が出るときはアイドルとして卒業するか、もしくは死体袋に入って火葬場へ届けられるかの2択です。


 みなさんもこの方たちと仲良く死体袋に入りたいですか?」


その言葉に、私たちは嫌々と首を横に振る。


「ではやるべきことは1つです。会員様の愛を奪い合い、一流のアイドルを目指しなさい。


 それでは明日9時からの第2幕、遅れないようにしてくださいね。レーザーの出力を落としますから、死体を踏まないように気をつけて帰ってください」


結局私たちも、よく訓練された犬だった。


有無を言わさない堂々の態度に、立ち尽くすことしかできなかった。


 ✳︎♡✳︎
< 65 / 327 >

この作品をシェア

pagetop