アイドル絶対殺戮戦線
第2幕「選ンデ♡私」
対戦相手
明け方近くまで眠れなかった。
目をつぶると、ステップを踏みながら倒れていく生徒の姿や、課題をクリアしたにも関わらず焼け死んでいく生徒の姿が思い浮かんで――。
ただ体とは呑気なもので、それでもうっすらと空が明るくなるころには私は夢の中へ落ちていった。
そして目を覚ました私の視界に映ったのは、ピンクの天井だった。
いつもと同じ、寮の天井だ。昨日のことは夢であってほしかったのに……制服のまま布団の中にいる現実が、疲れ切って着替えもせずに倒れこんだ昨日のことをいやでも思い出させる。
星ヶ峰の寮は全て2人部屋だ。
隣のベッドに目をやると、丁寧にベッドメイキングされたそこに主の姿はもうなかった。
アラームもセットしていなかったけれど、6時起床を繰り返した私の体は何も言わずに6時になると起きてくれる。
私はシャワーを浴びるため、ベッドから降りると風呂場へ向かった。
……運命の9時まで、あと3時間。
目をつぶると、ステップを踏みながら倒れていく生徒の姿や、課題をクリアしたにも関わらず焼け死んでいく生徒の姿が思い浮かんで――。
ただ体とは呑気なもので、それでもうっすらと空が明るくなるころには私は夢の中へ落ちていった。
そして目を覚ました私の視界に映ったのは、ピンクの天井だった。
いつもと同じ、寮の天井だ。昨日のことは夢であってほしかったのに……制服のまま布団の中にいる現実が、疲れ切って着替えもせずに倒れこんだ昨日のことをいやでも思い出させる。
星ヶ峰の寮は全て2人部屋だ。
隣のベッドに目をやると、丁寧にベッドメイキングされたそこに主の姿はもうなかった。
アラームもセットしていなかったけれど、6時起床を繰り返した私の体は何も言わずに6時になると起きてくれる。
私はシャワーを浴びるため、ベッドから降りると風呂場へ向かった。
……運命の9時まで、あと3時間。