アイドル絶対殺戮戦線
堂々はどんどん小田さんへ近づいていって、ついには額にその銃口を押し付けた。


怯えきった小田さんの目がぐるんと回って白目になるけど、堂々はその頰を拳銃の背ではたいて無理やり起こす。


「さ、棄権しますか?」


「し、しません……」


あれほど強気だった小田さんが陥落した。


その事実は、私たちに改めて絶望を与えた。7幕勝ち残らなければ、この学園を生きて出ることはできない、と……。
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