アイドル絶対殺戮戦線
さて、舞台上に戻った小田さんはジャンル「ビジュアル」を選択した。
小田さんは歌もダンスも練習をしているイメージはなかったから、それは私たちにとってはもちろん赤穂さんにとっても予想通りらしかった。
「安易な選択ね」
と鼻を鳴らしている。
「でもビジュアル対決ってどうやってするの? 宣材写真対決とか? 華がないわね」
「そんな愚かなことはしませんよ。ビジュアル対決ではこちら!」
大きく両手を広げた堂々の向こうに現れたのは、パリコレも真っ青の大量のライトで彩られた立派なランウェイだ。
この卒業式のためだけに作られたのだろうに、随分と手がかかっている。
小田さんは歌もダンスも練習をしているイメージはなかったから、それは私たちにとってはもちろん赤穂さんにとっても予想通りらしかった。
「安易な選択ね」
と鼻を鳴らしている。
「でもビジュアル対決ってどうやってするの? 宣材写真対決とか? 華がないわね」
「そんな愚かなことはしませんよ。ビジュアル対決ではこちら!」
大きく両手を広げた堂々の向こうに現れたのは、パリコレも真っ青の大量のライトで彩られた立派なランウェイだ。
この卒業式のためだけに作られたのだろうに、随分と手がかかっている。