先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
静寂…


わたしは無駄にたくさん作ってしまった肉豆腐をたくさん食べた。
もう体力回復してるし。いくらでも食べれるし…
と言い聞かせつつ…

いろいろありすぎて…

もう…わけがわからない。

えりなさんと先生と、そして一瞬出てきた一哉さんって、もしかして富永コーチが言っていた、先生の親友の長峰一哉さんのことだろうか?
事故で死んでしまったとかいう…

何が関係するのかわからないけど…
先生が何かのしがらみにとらわれていることは確かな気がした。

わたしの知らない先生…がそこにいた。

何があるの?いったい。

先生がものすごく不幸の闇に飲み込まれていきそうで不安…

わたしはえりなさんと先生が愛し合ってると思ってたから…
だから婚約してると思ってたから…

けど、たぶんそうじゃないのだ。
なんとなくここ最近、ちがうんじゃないかって思いながらも心の中で否定しつづけていたけれど…


先生はえりなさんを…愛してない。


それが痛いほどにわかった。


けれど、えりなさんは先生を愛してる…


それは確かで…

そして、別れられない何かがある…

< 134 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop