先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~

もしかしてこの子たち…
わたしがなんかやって伊奈先生にうつしたとか想像してる?

「そりゃうつるときもあるかもね。じゃあ、女子よろしくね。」

で…体育館を出た。

ヤバっ…

生徒たちに…疑われてる。


2日ぶりの自家用車に乗り込んで、わたしは伊奈先生にLINEした。

『どうですか?』

『今部活終わりましたけど…なんか持って行きますよー。』

けど…思った通り…
既読なんてつくわけもない。

寝てるんだろーなーとか思ってみる。

でとりあえず車を出した。

近くのスーパーで買い物をしてから、もう一度スマホを見る。

やっぱり既読ついてない…

で、電話してみた。

プルルルルル~♪

プルルルルル~♪

何度かコールしたけど…でないか…やっぱ…

と思ったら…コールが途切れてプツッと電話に出る音がした。

あっ…出てくれた。

< 138 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop