先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
けど、そこは社会人…
明日も早いからと…みんな夜の二次会は遠慮して帰途につく…

わたしは瀬戸口さんの車に便乗させてもらった。

「すみません。方向逆なのに…」

「ああ。いいって。しつこく誘ったの俺だし。」

瀬戸口さんの車もワンボックス。

「瀬戸口さん。これってサッカー部のためですか?」

「え?」

「車です。」

瀬戸口さんに聞いてみればいいんだ。
思い立ったわたしは早速質問。

「あ。そっか。彩実ちゃんも女バレの顧問だし、いるよね。」

「やっぱそうですよね…」

「うん。誰かに言われた?」

「ええ。伊奈先生に言われてまして…。買いにいかなきゃって…。」

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