先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
「おい。やばいぞ。もう1時だ。」

「ほんと?」

「どうするよ?明日も学校だぞ。しかもまた遅くなるぞー。」

「かえって早く寝るしかないじゃん。」

「だな。乗れよ。車。」

「うん。」

それからわたしたちは大急ぎでおたがいの家へ帰った。

なんとなく…いろんなことを聞きすぎて、あまり眠れなかった。


ただ、やるべきことはわかっている。

先生はわたしを『幸せにする』つもりらしいけど、そんな悠長なこと言ってられない。

幸せはしてもらうもんじゃない。
自分から見つけるものだ。

行動あるのみ…!
自分の幸せのためだもん。

絶対、幸せ…つかんで見せる!


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