先生!好きだからっ!!~どうしたって忘れられない人はいるものです~
彩と秘密の愛を育んでいる約2年半の間に、俺は富永コーチとともに男バレを全国に2度導き、彩も顧問として女バレの初代が3年になった夏のインターハイで彩自信はなしとげられなかった、全国インターハイ出場をなしとげた。

めずらしくその夜は、彩は俺の胸の中で泣きじゃくった。

彩のことだ。きっと張りつめていたんだ。

絶対に優勝させるって…思い込んだら一直線なやつだから…。

でも俺は一直線な彩に救われたのであって…

その一直線さは俺にはないところで…
俺は彩のそういうところが大好きなのだ。

「一人前になったな。俺はさ。彩のこういう姿大好きなんだよ。」

その夜は彩を抱きしめて眠った。
久しぶりに俺に頼り切った彩が…愛しくて仕方なかった。

「亮平くん…好き」

寝言なのか、半分起きてるのかわかんない彩の言葉にギュって彩を抱きしめたっけ…。

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